公開日 2017年12月27日
讃岐うどん
綾川町は空海(弘法大師)の甥にあたる智泉大徳の故郷で、空海から伝授されたうどんの製法をもとに、両親にふるまったのが讃岐うどんのはじまりとも言われています。
綾川町滝宮地区は、古くから水車を使った製粉が盛んな地域で、江戸時代には金毘羅街道の宿場町として栄え、街道にはうどん店が軒を連ねていたそうです。
現在も町内には15軒余りのうどん店が営業しており、地元民と観光客の舌を楽しませています。
お米
綾川町は古くから米どころとして知られ、町内には大正天皇への献上米を栽培していた「主基斎田」跡もあります。
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おいでまい
香川県農業試験場が育成した香川県オリジナル品種で、コシヒカリに匹敵する粘りと旨みを持ち、冷めてもおいしいのが特徴です。米の食味ランキングでは、H25・26・28年産が最高ランクの特Aを獲得しました。
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コシヒカリ
数ある品種の中でも、全国的な銘柄で“良食味”として知られる「コシヒカリ」。きれいな水で育ったコメは古くからおいしいことで知られ、地域ブランド「山田米」としても販売されています。
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ヒノヒカリ
香川の奨励品種ひとつで、県下で広く栽培されています。コシヒカリと比べて小粒ですが、甘みと旨みのある食べやすいお米です。
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合鴨米
こちらは、品種ではありませんが、合鴨農法により、農薬や化学肥料を一切使用していない田んぼでのみ作られたお米です。
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オオセト
県下で栽培されている酒米専用品種で、町内の酒蔵でも使用されています。まろやかな芳香ですっきりとしたキレがあり、飲み飽きしないお酒になります。
酒造り
綾川町は、質の良い米の産地であったことから、清流綾川の伏流水を使った酒造りが200年以上前から行われてきました。
現在は、町内に二つ酒蔵を有する県下有数の酒どころとして知られています。
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綾菊(あやきく)
寛政2年創業以来、地元産の米と綾川の伏流水での酒造りを続けてきた酒蔵です。現代の名工にも選ばれた国重名誉杜氏のもと、地元産オオセトを中心とした酒造りを行っています。全国新酒鑑評会で通算20回以上の金賞を受賞した蔵としても知られています。
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勇心(ゆうしん)
安政元年に宇多津町で創業した勇心酒造は、いちはやく醸造発酵技術に着目し研究を重ねてきた酒蔵です。特に「ライスパワーエキス」の開発により、清酒のみならず化粧品分野へ事業拡大を果たしたことで有名です。平成5年に本社を綾川町に移し、質の高い酒造りを進めています。
フルーツ
苺(いちご)
綾川町の苺栽培は昭和44年ごろから始まり、現在では県下有数の産地となっています。
特に、香川県オリジナル品種「さぬきひめ」の作付面積は県下でもトップです。
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さぬきひめ
平成17年に農業試験場で開発された香川県オリジナル品種です。やわらかな食感とジューシーな果肉、甘く深みのある香りが特徴で、甘さと酸味の絶妙なバランスが評価されています。
道の駅併設のいちご農園でいちご狩りを楽しむこともできます。
柿(かき)
綾川町は県内有数の柿の産地で、昭和地区を中心とした丘陵地帯で昔から盛んに栽培されています。近年では、あえて早めに収穫し、「新感覚の甘さと食感を持つ青い柿」として出荷し、差別化・ブランド化を進めています。
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太秋(たいしゅう)
収穫時期は、9月中旬~10月中旬。さくさくとした食感が特徴の極早生品種です。表面に緑色が残っているうちに収穫し、「青い柿」としても売り出しています。
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早秋(そうしゅう)
収穫時期は、9月中旬~10月中旬。肉質はやや柔らかく、果汁が多い極早生品種です。
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松本早生富有(まつもとわせ)
収穫時期は、10月下旬~11月上旬。富有の枝変わり品種で、熟期が早いのが特徴ですが、果実は富有と大きな特徴の違いはありません。
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富有(ふゆう)
収穫時期は、11月上旬~12月上旬。味、色とともに甘柿の王様と呼ばれています。香川県産の富有柿は、美しい色合いと果実の大きさ、高い糖度、食べ応えのある食感などが高く評価されています。
ぶどう
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ピオーネ
巨峰とマスカットを交配した品種で、県下で最も多く生産されています。黒紫色の大きな果実に上品な甘さが特徴です。種のないニューピオーネは、贈答などに人気があります。
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シャインマスカット
種がなく皮ごと食べられる大粒のマスカットです。甘みが強く、マスカット独特の爽やかな香りと、サクサクとした歯ごたえが特徴です。この食感と皮ごと食べられる手軽さが、人気の品種です。