斎田ゆかりの地/岡崎市(愛知県)の紹介

公開日 2020年11月05日

岡崎城と桜 花火大会

 

 岡崎市は、愛知県の中央部に位置し、古より東西交通の要衝として栄え、江戸幕府を開いた徳川家康公の生誕地として、悠久の歴史と伝統に育まれた美しい都市です。
 大正5年に県下で3番目、全国で67番目に市制を施行し、平成15年には中核市に移行しました。平成18年には隣接する額田町と合併し、西三河の中心都市として発展を続けています。
 岡崎市では、毎年6月上旬の日曜日に、「六ツ美悠紀斎田お田植えまつり」が、岡崎市地域交流センター六ツ美分館「悠紀の里」にある斎田跡地圃場にて開催されています。女性は、藍色の着物に菊(きく)菱(びし)と稲(いな)の丸の古代染め、男性は、白の上衣に浅葱色(あさぎいろ)の短袴(たんこ)という当時さながらの衣装を身に着け、歌と踊りに合わせて斎田に早苗を植えます。まつりで使われる苗は、当時栽培された稲と同じ「萬歳(ばんざい)」という品種で、愛知県農業試験場に保管されていた種もみを保存会会員が90年ぶりに栽培することに成功し、復刻米として現在のまつりでも田植えをし、収穫できるようになりました。

 

 岡崎市(旧碧海郡六ッ美村大字中島字丸の内)と綾川町(旧綾歌郡山田村)は、大正4年、大正天皇即位の大嘗祭で、「悠紀斎田」と「主基斎田」に選ばれたことを機に、「お田植えまつり」を始めとする斎田の保存、継承活動を行うとともに相互に交流を深めています。交流開始から30年の節目となる令和元年6月2日に、文化財の保存、伝統文化の継承、民間交流を活発化するため、両市町の間で交流提携を締結しました。


岡崎市のホームページ  http://www.city.okazaki.lg.jp/ (新しいウィンドウで開きます)

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