公開日 2024年04月26日
【帯状疱疹について】
・帯状疱疹は、水疱瘡に感染後、生涯にわたって神経に潜伏しているウイルスが、加齢や疲労、免疫力低下によって再活性化して起こる病気です。
・加齢がリスクとされ、50歳代以降で罹患率が高くなり、ピークは70歳代です。
・主な症状は、ウイルスが感染した神経が支配する領域の皮膚の疼痛と皮膚病変(水疱形成)です。
・合併症として、皮膚病変が治癒した後に疼痛が残存し数か月から数年持続する「帯状疱疹後神経痛(PHN)」等で、帯状疱疹患者のうち20%程度が発症し、高齢になるほど罹患率が高いとされています。
・治療法として、抗ウイルス薬が存在し、発症早期の治療によって合併症の予防効果も期待できます。
・帯状疱疹は、通常ヒトからヒトへ感染せず、重症化のおそれも大きくはないと考えられますが、一方で一定の頻度でPHNを合併するため、帯状疱疹ワクチンによって、帯状疱疹の発症に加え、個人のPHNの発症を予防することも大切です。
【帯状疱疹ワクチンについて】
・帯状疱疹ワクチンの接種の目的は、帯状疱疹の発症率を低減させ、重症化を予防することです。
・帯状疱疹の予防接種として「生ワクチン」と「不活化ワクチン」の2種類のワクチンが使われています。
・帯状疱疹の予防接種を受けるときは、接種回数などに違いがありますので医療機関で医師に相談してください。
・生ワクチン:皮下に1回接種
・不活化ワクチン:筋肉内に2回接種
・また、綾川町では帯状疱疹予防ワクチン接種に対する費用の助成を行っています。
詳しくは下記をご覧ください。
【お問合せ】
綾川町健康福祉課 国保総合保健施設えがお
TEL:087−876−2525