公開日 2025年02月18日
綾川町週休2日モデル工事を試行導入します
建設業において、就業者の高齢化と担い手不足が問題視されている現在、若手技術者等の確保・育成が重要な課題であり、建設現場における「週休2日」の確保等、働き方改革の促進が求められています。
このことから、建設現場における現場閉所による週休2日の確保に向けた課題を把握するため、令和7年度より「綾川町週休2日モデル工事」を試行導入します。
適用期間
令和7年4月1日以降に発注する建設工事から適用します。
対象工事
□ 土木及びその他工事 : 設計金額 2,000万円以上
□ 建築工事 : 設計金額 5,000万円以上
※ 通年維持工事や応急対応工事等、緊急対応が必要な工事を除く
週休2日モデル工事の概要
□ 週休2日モデル工事に指定された工事では、受注者は、対象期間において、4週のうち8日以上を休工としてください。ただし、災害時等の緊急対応および品質管理・安全管理等のために継続して行わなければならない作業を行う場合は、この限りではありません。
□ 発注者は、当初設計段階で、月単位の週休2日の経費補正を行います。
□ 受注者は、現場着手日までに月単位の4週8休を達成する内容の「週休2日確認書」を作成し、工事監督員に提出及び協議してください。
□ 受注者は、現場施工条件(天候など)により、やむを得ず「週休2日確認書」で設定した休工日に作業を行う必要がある場合は、事前に工事監督員に連絡の上、休工日の振替を必ず行ってください。
□ 受注者は、月1回程度、作成した「週休2日確認書」に実績を記載し、工事監督員に達成状況を報告して下さい。
□ 現場閉所の達成状況の確認後、月単位の週休2日が達成できていなければ、通期の週休2日の補正係数に変更し、通期の週休2日が達成できていなければ、補正係数を取り消す変更を行います。
用語解説
□ 月単位の週休2日
すべての月で4週8休以上を休工とするもの。
□ 月単位の4週8休
月単位の4週8休とは、対象期間のすべての月毎の現場閉所率が28.5%(8日/28日)の水準の状態のこと。
※ 暦上での土日の休工で28.5%に満たない月は、その月の土日の合計日数以上を休工としていれば、4週8休を達成しているものとみなす。
□ 通期の週休2日
対象期間全体において、4週8休以上を休工とするもの。
□ 通期の4週8休
対象期間全体の現場閉所率が28.5%(8日/28日)の水準の状態のこと。
□ 現場閉所率
対象期間における現場閉所日数の割合(対象期間の現場閉所日数÷対象期間の日数)
□ 対象期間
現場着手日から竣工日までの期間のこと。
※ 年末年始休暇6日間及び夏季休暇3日間は除く。
□ 休工
巡回パトロールや保守点検等、現場管理上必要な作業を除き、現場事務所での事務作業を含めて、1日を通じて現場や現場事務所が閉所された状態のことをいいます。