公開日 2025年05月21日
大正4年当時の様子
「主基斎田お田植まつり」とは
宮中で毎年11月、収穫を祝い五穀豊穣を感謝する「新嘗祭(にいなめさい)」。
その中でも天皇即位後初めて行われる新嘗祭を「大嘗祭(だいじょうさい)」と言い、その歴史は古く、奈良時代の歴史書「日本書紀」でも記録が残っており、天皇一代一度きりの大礼である。
この大嘗祭で供される新米を作る場所は、京都を中心に以東以南と以西以北から選ばれ、それぞれの田を「悠紀斎田(ゆうきさいでん)」「主基斎田(すきさいでん)」と言う。
大正天皇即位の際には、悠紀の地方は愛知県、主基の地方は香川県が選ばれ、これを記念して毎年6月に「主基斎田お田植まつり」が開催されるようになった。
初代の耕牛「千代号」と100年目の牛耕の様子
牛による耕作「牛耕」
主基斎田では牛による耕作「牛耕」が行われた。
選ばれた耕牛「千代号」は岡山県新見町で生まれ、滝宮村で飼育された純和牛であり、品評会で1等賞を受けた。
早乙女による田植え(100周年記念)
祭を彩る田植えの風景
お田植まつりでは、歌方による歌に合わせて、早乙女が田植えを披露する。
現在では、早乙女は香川県立農業経営高校、歌方は綾川町立綾上小学校のそれぞれの生徒が務める。
映像アーカイブス
過去のお田植まつりの様子を紹介します。
<令和4年の「お田植まつり107」>